展覧会も後半戦スタート。午前中に、ハンブルク美術館へ出掛ける。3棟からなる巨大な美術館で、ピカソやルソー、シャガール、ムンクなんかの近代絵画もあり、もっと古いクラナッハとかもあり、リチャード・ロングや河原温、リヒターなど現代美術もある。とにかく広い。ぼくは個人的にはムンクをまとめて観られたのと、ポール・デルヴォーが1点あったのが嬉しかった。大学生の頃、美術部の後輩がデルヴォーのことを評して、このひとは結局マンガですね、と言ってたのをよく覚えている。そう、そしてそこが、ぼくがデルヴォーを好きな理由なんだと思うなあ。アカデミックな西洋絵画の中に、美女+メカというテーマが生まれかけている。

中央駅のフードコートでカレーを食べてギャラリーへ。明日、帰国するタダくんに別れを告げる。率直に言って、今回のメンツの中で圧倒的にドイツ人の反応がいいのがタダくんの作品で、その秘密が知りたいよ。日本のマンガっぽさをキープしつつ絵画作品としての見応えもあるところかな?グッズは売れまくり、作品も1点売れた。めでたい。移住しちゃえ。一方、作品が3点も売れた浅野千里さんは、生まれながらにセンスが西洋っぽいんだと思う。ドイツ人の心情にぴったりきて、売れてるように思う。

やはりドイツでウケる作品と日本でウケる作品には違いがあり、面白い。ぼく自身のことを言えば、6年前に個展をした頃からはだいぶ絵が変わってきたと思う。個人的な、ややダークで、切ない作風は、徐々に封印しつつある。軽くて、面白くて、サービスがいい、という方向に行きたいと思っている。でも、ドイツで(ぼくの周辺のドイツ人たちの間で)ウケるのは前者な気もするなあ。そういう手応えがある。まあ、まだまだお互い、長い旅の途中。

ギャラリーを閉めた後、港へ。バス地下鉄一日券でフェリーにも乗れる街、ハンブルク。フィッシュ&チップスを食べて、フェリーに乗り込んだ。風がきつくて寒いけど、夕方の光が綺麗で楽しかった。刹那。

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